[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”someko2.jpg” name=”染子”] 白髪染めをしたのに、白く目立ったままの白髪をみるとがっかりしちゃいますよね。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”someko2.jpg” name=”染子”] せっかく手間や時間、お金をかけて白髪染めをしても、なかなか白髪が染まらなかったり、染まりにくいことがあります。 [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”someko.jpg” name=”染子”] 白髪染めが染まらない原因は大きく分けて2つあります。
・白髪染めの使い方を間違えている
・白髪染めが染まりにくい髪質になってしまっている[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”someko.jpg” name=”染子”] 白髪染めの特徴を掴むことと白髪染めが染まりやすい髪にすること、両側からのアプローチで白髪がよく染まるようになります。 [/speech_bubble]
目次
あなたの白髪染めはどんなタイプ?
白髪染めは、大きく分けて、2通りの方法を使って白髪を染めています。
白髪を染める方法 | 白髪染めの種類 | 染め方 | 白髪染めの頻度 |
---|---|---|---|
1:髪の毛の内側に染料を入れて髪そのものの色を変えてしまう | 白髪染め | ジアミン | 月に1回 |
ヘナ | タンニン | ||
2:髪の毛の表面に染料をくっつける | ヘアカラートリートメント | 塩基性染料、HC染料 | 毎日〜数日おき |
それぞれに、白髪が染まりやすくなる方法があります。
詳しく見てみましょう。
1:髪の毛の内側まで色を変える白髪染め
髪の毛の表面を覆っているうろこ状のキューティクルを開いて、髪の内側に染料を入れて髪そのものの色を変えてしまう白髪染めで、髪の色素を破壊して代わりの染料を入れるので、白髪も黒髪も同じ色に染まります。
一度でしっかり白髪が染まるので、月に1回くらいの頻度で白髪染めをします。
キューティクルを開いて髪の内側の色を変える白髪染めに使われている成分は、今の所、「ジアミン」という薬剤と、ヘナに含まれている「タンニン」という植物性成分の2種類あります。
髪の内部まで染める成分−1「ジアミン」
ジアミンが入っている白髪染めは短時間でしっかり髪が染まりますが、中にはかぶれなどのアレルギーがでる人もいる成分です。
ジアミンの表示例
白髪染めの成分欄をみてみると、
ジアミン
パラフェニレンジアミン(PPD)
アミノフェノール
パラアミノフェノール
オルトアミノフェノール
ニトロパラフェニレン
パラニトロオルトフェニレン
などの名称で書かれています。
ジアミンで染まらない時の4つの対処方法
1。髪を素の状態にしておく
ワックスやムースなどの整髪剤やヘアケアオイル、トリートメントやヘアパックなどが髪についていると、髪がコーティングされて白髪が染まりにくくなります。
シャンプーをした後、できるだけ何もつけない状態で白髪染めをした方が染まりやすいです。
2。混ぜ合わせたらすぐに塗る
ジアミンが使われている白髪染めは、1剤と2剤と呼ばれる2種類の薬剤に分けられているものが多いです。
薬剤を混ぜ合わせると白髪染めとしての反応が始まり、髪の表面を覆っているうろこ状のキューティクルを開いてジアミンを髪の内部に入れたり、髪の中に入った染料が外に出てこないように分子をくっつけて大きくさせたり、キューティクルを閉じたりして白髪を染めます。
液状の白髪染めだと特にわかりやすいのですが、この2種類の薬剤を混ぜ合わせると、反応が進んで薬剤の色が変化していき、混ぜ合わせてから時間が経つほどに、どんどん染まりにくい白髪染めになってしまいます。
すぐに髪に塗り始められるよう、予め髪の毛や体の覆いなどの準備や、白髪染め用の道具をすっかり揃えてから薬剤を混ぜ合わせ、髪に伸ばしている間にも反応が進んで行くので、手早く髪に塗るようにします。
3。温める
白髪染めは温めると、色が染まりやすくなります。
染まりにくい場合は、暖かい場所で染めたり、ドライヤーやホットタオルで温めるようにします。
4。放置時間を伸ばす
髪に伸ばしてからの時間を長くするほど、白髪染めの色が濃くなっていきます。
まずは規定の時間通り染めてみて、思ったように染まらないようなら、染める時間を伸ばしてみます。
【関連記事】
⇒ ジアミン入りながら髪に優しい白髪染めの詳細とオススメ
髪の内部まで染める成分−2 ヘナの「タンニン」
ヘナに含まれているタンニンやローソンという天然の植物成分が髪の内部のタンパク質と結びつき、髪に色がつく作用を利用している白髪染めの方法です。
ヘナで髪を染めると鮮やかなオレンジ色に染まります。
このオレンジ色を黒髪に馴染むようなこげ茶系の色にするのに、ヘナに、青く発色するインディゴという藍のハーブを組み合わせて色を調整したりします。
ヘナとインディゴ、それぞれに染まり方に違いがあります。
ヘナで染まらない時の対処方法
ヘナについては長文になってしまったので、別ページにまとめました。
⇒ ヘナの使い方のコツ
2:髪の毛の表面に染料をくっつける白髪染め
トリートメントやクリーム状で、毎日〜数日おきに使う白髪染めは、髪の表面に染料をつけていて、白髪を染めるのに、塩基性染料やHC染料という化学染料が主に使われています。
塩基性染料とは、大きな分子で髪の内部には浸透せず、プラスの電荷をもっていて、毛髪のマイナスの電荷を持った部分とイオン結合することによって髪の表面に色がついて染色します。
HC染料とは塩基性染料よりも小さい微粒子で、キューティクルの隙間から髪の内部まで浸透して染色し、髪の中に入る反面、簡単に流出もしてしまいます。
塩基性染料とHC染料の成分表示例
塩基性染料やHC染料は、使い続けるうちに少しずつ染料が髪に残り、その色は、黒髪よりも薄いので黒髪部分ではよくわかりませんが、白髪の部分では色が見えて、色づいてきます。
ジアミンとは違ってキューティクルを開いたり、髪の内部を脱色して染料を入れたりしないので、一度では染まらず、白髪と黒髪が同じような色にはなりませんが、髪を痛めることがありません。
髪の表面を染める白髪染めが染まらない時の4つの対処方法
1。最初はたっぷり使う
私は、ジアミン入りの白髪染めやヘナで白髪を長期にわたり染めていたら髪や地肌がボロボロで薄毛になってしまい、ジアミンやヘナをやめて髪の表面に色を乗せる白髪染めを使うようにしたら、髪が丈夫に戻って嬉しい反面、キューティクルが元気になってHC染料が中に入りにくくなったのか、白髪が染まりにくくなってしまいました(苦笑)
そんな私の髪の場合ですが、髪に色を乗せるタイプの白髪染めは、最初は色がほとんどつかず、色づくまでに4〜5回かかり、だいたい1本は使いきってしまいます。
それで、白髪染めの1本目は地ならし用と割り切っていて、量をたっぷり目にし、立て続けに使っています。
そうすることで、ベースの色がしっかりつき、白髪に色がつきやすくなります。
染まりにくい時には、最初の1〜2回で判断せず、ケチらずたっぷり続けて1本使って様子をみてみてください。
また、櫛やブラシを使って白髪染めを髪に伸ばしていると、白髪染めが毛先の方ばかりに行ってしまうことがあります。
白髪が気になる髪の根元や生え際、分け目の部分にたっぷりつけるようにしてください。
最初の1本目や、念入りに染めたい時には、私が「メデューサ染め」と呼んでいる方法を試してみてください。
⇒ 白髪染めで髪の根元から全体までしっかり染まる「メデューサ染め」
2。温める
白髪染めを塗った髪を温めると、白髪染めの染まりがよくなり、色持ちもよくなります。
私は、白髪染めを塗ったあと、ヘアキャップで髪を包んで湯船に使って温めたりしています。
お風呂の外でしたら、ホットタオルで包んだり、ドライヤーを当てたり、このような便利な道具もあります。
⇒ マイルドヒートキャップのレビュー・口コミ(楽天)
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3。髪の油分やコーティング成分をなくす
ワックスやムースなどの整髪料や、トリートメントやヘアケアオイルなどの油分が残っていると、髪がコーティングされて染料が髪の表面に吸着したり、内部に入りにくくなることがあります。
濡れた髪に使うタイプの白髪染めの場合は、シャンプーをしっかりして油分やコーティングを落として白髪染めをします。
乾いた髪に使うタイプの白髪染めの場合は、白髪染めをする日には整髪料やオイルなどを使わないでおく方が色がつきやすくなります。
4。放置時間を伸ばす
早いものだと5分、多くのものは10〜20分くらい放置するものが多いですが、もう少し時間を伸ばすことで、染まりがよくなることもあります。
ただ、ヘアカラートリートメントタイプの白髪染めは、一度に染まる濃度に限界があるのか、長くすればするほどよく染まるというものでもないようです。
染まりにくい場合は、放置時間を規定時間の倍ぐらいに伸ばしてみてください。
ヘアカラートリートメントの特徴にあった染め方をする
トリートメントタイプの白髪染めには、乾いた髪に使うもの、濡れた髪に使うもの、洗い流すもの、洗い流さないもの、光に当てるもの、シャンプーのように使うものなど、色々なタイプがあります。
それぞれ染め方にコツがあるので、白髪染めに記載されている染め方をしっかりチェックして、白髪染めに合った染め方をすると染まりやすくなります。
このサイトでも、タイプ別にコツを紹介しています。
形状 | 使い方 | 染まりやすさ | 放置時間 |
---|---|---|---|
シャンプー | シャンプーで染まる | ☆☆☆ | なし |
ヘアパックで染まる | ☆ | ||
トリートメント | 濡れた髪に使うトリートメント | ☆☆☆ | 数分~数十分後に洗い流す |
乾いた髪に使うトリートメント | ☆☆☆ | 泡(フォーム・ムース) | 乾いた髪に使う泡 | ☆☆☆ |
ヘアクリーム | 光が当たると染まるヘアクリーム | ☆☆ | 1日中つけっぱなしにしておく |
整髪剤ヘアクリーム | ☆☆ |
白髪染めが染まりにくい髪質になってしまっている場合
これまでみてきたように、白髪染めでは髪の表面のうろこ状のキューティクルを開いて染料を入れた後、キューティクルを閉じたり、ヘアカラートリートメントではキューティクルの表面にイオンの力で染料をくっつけたり、微粒子の染料をキューティクルの間から髪の内側に入れたりして白髪を染めています。
白髪染めの染まりの良さや色の保ちの鍵を握っているのはキューティクルで、キューティクルが綺麗に揃っていると、丈夫すぎるせいか、最初こそ、傷んでいる髪よりも白髪が染まりにくいのですが、白髪染めの特性に合わせてきっちり染めると、白髪染めがよく染まります。
また、キューティクルの痛みはムラ染めや色持ちの悪さにも繋がります。
このキューティクルですが、シャンプーや摩擦、熱、パーマや白髪染めなどで、どんどん傷んでしまい、薄くなったり剥がれたりしてしまいます。
髪は死んでいる細胞なので、傷んでしまったキューティクルが治ることはありません。
髪のケアで、トリートメントやヘアパックをしますが、手触りや指通りがよくなっても、ケアをやめたらまた元どおりになってしまいますよね。
ヘアケアでは傷んだキューティクルを治すことはできず、手触りや指通りがよくなるようにコーティングをしているだけで、残念なことに、このトリートメントやパックによるコーティングも実は、キューティクルの痛みに繋がったりしています。
丈夫で綺麗なキューティクルにする方法は2つあります。
1。質のいい髪の毛が生えてくるようにする
髪の毛はケラチンというタンパク質でできています。
タンパク質は、肉や魚、乳製品、大豆などに多く含まれています。
日頃から、食事でタンパク質を摂れていると思っていても、タンパク質が含まれているサプリメントを摂ってみると、タンパク質で構成されている肌や爪、髪の状態がよくなり、タンパク質不足だったことを思い知らされます(^^;
髪用のサプリメントというと、昆布などの海藻や黒ごま、牡蠣などミネラル成分を重視しているものが多いですが、私の場合、髪を構成しているタンパク質や各種ビタミン・ミネラルといった総合的な栄養素に着目しているマルチサプリメントを摂るようにしたら、白髪染めやヘナ染めで痛み、バサバサで薄毛になっていたのですが、丈夫な髪が生えてくるようになり、白髪染めも綺麗に染まるようになりました。
キューティクルが傷んでしまった髪を改善するには、髪が生えかわるのを待つしかなく、長期戦になりますが、タンパク質を摂取しならが新しく生えてくる髪は丈夫でダメージに強く、1ヶ月で1cmくらいのペースで生えてきますし、生え変わってしまえば、その後は楽に綺麗にできます。
2。熱に弱いキューティクルを痛めないようにする
肉や魚を焼くと、生だったものが焼けて、別のもののようになりますよね。
タンパク質は、だいたい60度以上の熱を加えると変質しはじめます。
お風呂のお湯が42度くらいで、それを超えると手が入れられないほど熱く感じますが、42度を超えるくらいで熱いので、60度の温度は、熱くて手でさわれないほどの温度です。
髪の毛も熱を加えると、タンパク質が変質してしまうのですが、髪に熱が加わってしまうのがドライヤーです。
ドライヤーをかけていて、髪が熱くなってさわれないほどになっていたら、髪の毛のタンパク質が変質してしまい、傷んでしまっています。
かといって、髪を濡れたままにしておくと、水分を吸ってキューティクルが広がっている状態なので、このままにしておくのも髪が傷みやすいのです。
そこで、こちら。
低温なのに、なぜか普通のドライヤーよりも早く髪が乾き、乾いたはずの髪が、なぜかしっとりしているのです。
ドライヤーを振って熱を分散させたり、手で髪を動かしたりする労力がいりません。
質のいい髪を生やし、その質を守るようにすれば、綺麗な髪がキープできて、白髪染めもムラなく染まって色持ちがよくなり、楽に綺麗になれます。
その鍵になるのは「タンパク質」です。
白髪染めが染まらない・染まりにくい場合、チェックしてみてくださいね。